慶應義塾大学 シラバス・時間割

グローバル企業の戦略的グループ経営管理(EMBA)

サブタイトルグローバル企業の戦略的グループ経営管理(EMBA)
担当者名池側 千絵
単位1
年度・学期2022 1
曜日時限火6
キャンパス日吉
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号45063
設置学部・研究科前期博士課程(修士課程) 経営管理研究科
設置学科・専攻経営管理専攻
学年1, 2
分野自由科目経営管理研究科設置科目
K-Number GBA-BA-67394-211-07
科目設置学部・研究科GBA経営管理研究科
学科・専攻BA経営管理専攻
科目主番号レベル6修士課程配当レベル
大分類7修士課程設置
小分類39MBA/EMBA共通科目 - 分野共通
科目種別4自由科目
科目補足授業区分2講義
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語1日本語
学問分野07経済学、経営学およびその関連分野

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

 米国に本社を有するグローバル企業と日本企業では、その経営管理組織と機能が大きく異なる。米国の多角化企業では、CxOと事業部門長がマトリックス組織を構築して全社最適と部分最適を両立しながら世界規模での経営を行う(=「ワールドクラスの経営」)。日本企業では本社が事業部門・子会社の自律を重んずる程度が高く、本社機能が相対的に小さい結果、本来の機能(全社レベルでの企業価値増大)を果たすのが難しい。CFOが経理部長であり、経営管理全般を担っていないのも日本企業の特徴である。
 本講義では、特に米国企業の経営管理に大きな役割を果たしているCFOとその配下のFP&A BP(Financial Planning & Analysis Business Partner), CHROとその配下のHRBP(Human Resource Business Partner)に焦点を当てる。すでに、米国グローバル企業の本社機能と組織体制をモデルに改革を始めて,FP&AとHRBPを導入している日本企業がある。日米の本社機能・子会社管理体制の違いとその背景、昨今の環境変化等を踏まえ、日本企業に合った形で企業価値を高めるグループ経営戦略を学び、考察する。

講師は、米国グローバル企業の日本子会社でCFO・FP&Aの実務を経験した後、現在はコンサルタント、顧問、社外取締役として日本企業の経営管理の改革・機能向上を支援している。慶應EMBA修了後、会計大学院で博士号(プロフェッショナル会計学)取得。

達成目標
 日本企業の経営管理、経営企画、経理財務等に関わる方が、米国グローバル企業の戦略的グループ経営管理手法を学び、日本企業の経営管理の課題を認識し、その解決と今後の企業価値向上をリードするための気づきを得ることを目指す。

授業の計画

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成績評価方法

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テキスト(教科書)

講義開始までに指示します。

参考書

橋本勝則・昆政彦・日置圭介. 2020. 『ワールドクラスの経営 = WORLD CLASS MANAGEMENT : 日本企業が本気でグローバル経営に挑むための基本の書 』. ダイヤモンド社.
石橋善一郎. 2021. 『経理・財務・経営企画部門のためのFP&A入門 』. 中央経済社.

担当教員から履修者へのコメント

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質問・相談

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