慶應義塾大学 シラバス・時間割

情報社会と情報倫理

サブタイトル情報社会における技術・倫理・責任の基礎的理解
担当者名黒瀬 健太郎
単位2
年度・学期2026 春
曜日時限水4
キャンパス矢上
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号02224
設置学部・研究科理工学部
学年3, 4
分野総合教育科目第3・4学年設置科目
評語タイプログインすると表示されます(要慶應ID)。
科目概要情報社会と情報倫理を教える。
K-Number FST-ST-31563-211-60
科目設置学部・研究科FST理工学部
学科・専攻ST
科目主番号レベル33年次配当レベル
大分類1総合教育科目
小分類56矢上設置 - 自然科学
科目種別3選択科目
科目補足授業区分2講義
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語1日本語
学問分野60情報科学、情報工学およびその関連分野

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

情報システムは加速度的に変化を遂げ、私たち個人、企業、社会に利便性と生産性の向上をもたらしています。その一方で、利用者の理解不足や運用の不備、モラルの欠如等により、組織・社会は大きなリスクを負うことがあります。

本講義では、情報社会を支える情報システムが安全かつ効率的に稼動するために必要となる、情報社会の構造と特性、および情報倫理(情報を扱う上でのモラルやマナー)の考え方を学びます。個人情報やプライバシー、情報セキュリティ、AIの利用等の現代的課題を題材として、倫理上の論点と関連する制度・法律(知的財産権、個人情報保護等)を整理し、企業がITガバナンスをどのように担保するかをシステム監査の枠組みを通して確認します。

授業では実際の事例を用い、情報システムの役割とリスクを説明し、関連法規を踏まえて倫理的論点を整理できるようになること、また技術者・利用者・管理者等の異なる立場から事象を捉え、適切な判断や行動を選択するための基礎的思考力を身につけることを目的とします。

実務経験のある教員による授業科目

該当する

担当教員は、情報システム、情報セキュリティ、プライバシー保護、AI活用等に関する実務経験を有しており、企業や組織における情報システムの設計・運用、リスク管理、ガバナンスに関する課題に携わってきた。本講義では、こうした実務経験を背景として、情報社会における現実の事例や課題を取り上げ、情報倫理や制度・法律が実務の中でどのように位置づけられ、判断や意思決定に影響するかを具体的に解説する。

能動的学修形式説明

該当なし

準備学修(予習・復習等)

各回の講義内容に関連する資料や事例について、事前に目を通しておくことを求める。講義後は、授業内で扱った内容や議論を振り返り、情報社会や情報倫理に関する理解を深めるための復習を行うことが望ましい。

授業の計画

第1回
(序)授業の概要説明
第2回
(1)情報システムの基礎知識1
 -経営戦略と意思決定
 -経営活動と情報システム
第3回
(1)情報システムの基礎知識2
 -リスクマネジメントと情報セキュリティ
第4回
(2)情報倫理1
 -情報倫理の概念
第5回
(2)情報倫理2
-情報倫理に関係する法律(個人情報保護法 他)
 -情報社会における法と倫理
第6回
(2)情報倫理3
 -情報倫理のケーススタディ
第7回
(3)情報社会を取り巻く環境
 -変貌する情報化社会
 -DXの加速
第8回
(3)情報社会を取り巻く環境
 -企業におけるDXの取り組み(DXで切り開く未来)
第9回
(4)経営とセキュアシステム
 -増加する情報漏洩事故やコンピュータ犯罪
 -セキュリティ事故の実例
 -セキュリティに対する政策
第10回
(4)経営とセキュアシステム
 -企業における情報セキュリティの重要性
 -システム監査の必要性
第11回
(5)システム監査1
 -システム監査の理論・基本概念
 -企業が不都合を起こさないためにすべきこと
第12回
(5)システム監査2
 -システム監査はどのように進めるか
 -システム監査手順
第13回
(5)システム監査演習
 -あなたがシステム監査人になったら
 -アプリケーションの監査/開発プロジェクトの監査
第14回
全体のまとめと振り返り
その他
変革する情報化社会に対する企業の取り組み(事例中心)等
※全体を通して理解度が不足している内容を補足

成績評価方法

対面授業ができる前提とする。 授業中の演習・レポート提出を15%、筆記試験を85%とし、合計60%以上を合格とす る。なお、試験の出題内容は事前に予告する。
(仮に試験が実施できない場合は、演習15%、試験に替えてレポート 85%とし、60%以上を合格とする。)

授業における生成AIの利用可否・利用方針

本授業では、生成AI(例:Gemini, NotebookLM等)の活用を積極的に奨励します。
AIを活用することで、情報収集、構成案の検討、文章の改善などが可能となり、学習効果の向上が期待されます。
使用にあたっては以下のルールを守ってください。
・AIが生成した内容は必ず自分で検証し、必要に応じて修正すること
・使用したAIツールの名称と使用目的を明記すること
・他者の著作物や個人情報を含むプロンプトは使用しないこと

テキスト(教科書)

授業の中で都度紹介する。

参考書

『情報社会と情報倫理』山本喜一監修 久保木孝明著 近代科学社 2011年 ISBN:978-4764904163 C3050

担当教員から履修者へのコメント

ログインすると表示されます(要慶應ID)。

質問・相談

ログインすると表示されます(要慶應ID)。