慶應義塾大学 シラバス・時間割

Legal Presentation and NegotiationⅠ(展開)

サブタイトル国際ビジネス法務及び国際公法への導入
担当者名宮川 賢司
単位2
年度・学期2026 春
曜日時限木5
キャンパス三田
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号91125
設置学部・研究科法学部
設置学科・専攻法律学科
学年3, 4
分野法律学科目展開科目(研究会・演習)
評語タイプログインすると表示されます(要慶應ID)。
科目概要本科目は、ケーススタディにおけるロールプレイを通じて、英語でのプレゼンテーション及び交渉の基礎を学ぶことを目的とする演習である。
K-Number FLP-LA-44423-312-05
科目設置学部・研究科FLP法学部
学科・専攻LA法律学科
科目主番号レベル44年次配当レベル
大分類4専門科目
小分類42実践 - 演習(三田)
科目種別3選択科目
科目補足授業区分3演習
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語2英語
学問分野05法学およびその関連分野

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

本コースは、ケーススタディにおけるロールプレイを通じて、英語でのプレゼンテーション及び交渉の基礎を学ぶことを目的とする。
本コースは、2年生を対象とするリーガルライティング&プレゼンテーションの応用編として設計されている。
本コースは少人数での演習コースであり、各学生による積極的な参加を必要とする。

本コースは、各ケーススタディに関し、(1)導入セッション、(2)プレゼンテーションセッション、(3)交渉セッションの3つのセッションによって構成されるが、第1回及び最終回の演習は与えられたテーマについて各学生による短いプレゼンテーションを行う。
プレゼンテーション及び交渉セッションにおいて、参加する学生は2つのグループに分けられる(例えば、Group Xは売主、Group Yは買主)。
導入セッションにおいては、講師が、プレゼンテーション及び交渉において考慮されるべき基礎的な知識及び交渉ポイントについてレクチャーを行う。プレゼンテーションセッションにおいては、2つのグループに分けられた学生が各当事者の交渉担当チームと想定し、当該当事者の経営陣に対して交渉戦略についてプレゼンテーションを行う。片方のグループがプレゼンテーションしている間、もう片方のグループは経営陣と想定し、プレゼンテーションに対する質問をするとともに交渉戦略の妥当性について批判的考察を行う。交渉セッションにおいては、各グループの学生が各当事者の交渉チームであると想定し、簡素化されたケーススタディに関するいくつかの交渉ポイントについて相手方と交渉する。

実務経験のある教員による授業科目

該当する

本コースが扱うケーススタディは、講師が国際企業法務弁護士としての25年以上の実務経験を踏まえて作成しており、参加する学生が法律上の論点に関する理解のみならず実務上の課題を解決する能力の基礎を身に着けることを目指している。

能動的学修形式説明

実験、実技、実習
プレゼンテーション
ディスカッション、ディベート
グループワーク
ロールプレイング

準備学修(予習・復習等)

特になし

授業の計画

第1回
各学生が、「本コースで何を実現したいか」について短いプレゼンテーションを行う。講師が各学生のプレゼンテーションを評価し、ケーススタディ1に関する2つのグループ(すなわちGroup X及びGroup Y)を構成する。
第2回
ケーススタディ1は、国際的な不動産ファンドが買主となり、日本の不動産ファンドである売主から日本国内に所在する不動産を購入する。本導入セッションで、講師はケーススタディ1において必要とされる基礎的な知識及び主要な交渉ポイント(例えば、表明保証、損害賠償、解除権)を説明する。
第3回
Group Xは売主の交渉チーム、Group Yは買主の交渉チームであると想定する。各Groupはセッション3の前にその交渉戦略の内容及びプレゼンテーションの方法等を協議し、相手方に対してケーススタディ1の交渉戦略に関する20分間プレゼンテーションを行う。当該プレゼンテーションの間、相手方は当該当事者の経営陣であると想定し、プレゼンテーションに対する質問をするとともに交渉戦略の妥当性について批判的考察を行う。各グループは、セッション3の後、その交渉戦略について修正を加えることができる。
第4回
Group Xは売主の交渉チーム、Group Yは買主の交渉チームであると想定する。Group X及びGroup Yは、ケーススタディ1について、最終的に確定した交渉戦略に基づいて交渉する。
第5回
ケーススタディ2は、ケーススタディ1における買主(国際的な不動産ファンド)が借主となり、日本の銀行から、不動産購入代金の一部をローン契約に基づいて借りる。本導入セッションで、講師はケーススタディ2において必要とされる基礎的な知識及び主要な交渉ポイント(例えば、前提条件、表明保証、期限の利益喪失事由、倒産隔離)を説明する。
第6回
Group Xは貸主の交渉チーム、Group Yは借主の交渉チームであると想定する。各Groupはセッション6の前にその交渉戦略の内容及びプレゼンテーションの方法等を協議し、相手方に対してケーススタディ2の交渉戦略に関する20分間プレゼンテーションを行う。当該プレゼンテーションの間、相手方は当該当事者の経営陣であると想定し、プレゼンテーションに対する質問をするとともに交渉戦略の妥当性について批判的考察を行う。各グループは、セッション6の後、その交渉戦略について修正を加えることができる。
第7回
Group Xは貸主の交渉チーム、Group Yは借主の交渉チームであると想定する。Group X及びGroup Yは、ケーススタディ2について、最終的に確定した交渉戦略に基づいて交渉する。
第8回
ケーススタディ3は、ESG/SDGsに関する紛争を取り扱う。日本の電力会社であるA社は、2030年/2050年までの気候変動対策目標においても引き続き化石燃料への依存を続ける見込みである。国際的な環境NGOであるBは、A社の株式を取得しA社の株主としてA社の気候変動対策の変更等(例えば、石炭等の化石燃料への依存からの脱却)を求めている。本導入セッションで、講師はケーススタディ3において必要とされる基礎的な知識及び主要な交渉ポイント(例えば、日本における気候変動関連の規制等)を説明する。
第9回
Group XはA社の交渉チーム、Group YはNGOの交渉チームであると想定する。各Groupはセッション9の前にその交渉戦略の内容及びプレゼンテーションの方法等を協議し、相手方に対してケーススタディ3の交渉戦略に関する20分間プレゼンテーションを行う。当該プレゼンテーションの間、相手方は当該当事者の経営陣であると想定し、プレゼンテーションに対する質問をするとともに交渉戦略の妥当性について批判的考察を行う。各グループは、セッション9の後、その交渉戦略について修正を加えることができる。
第10回
Group XはA社の交渉チーム、Group YはNGOの交渉チームであると想定する。Group X及びGroup Yは、ケーススタディ3について、最終的に確定した交渉戦略に基づいて交渉する。
第11回
ケーススタディ4は、カーボンクレジットの売買の問題である。外資系投資銀行Aは、カーボンクレジットの組成業者からボランタリーカーボンクレジットを含む多様なカーボンクレジットを購入して保有している。日本の製造業者であるBは、自らのカーボンネットゼロを達成するためにカーボンクレジットの購入を検討している。A及びBは、カーボンクレジット売買契約の交渉をしている。講師はケーススタディ4において必要とされる基礎的な知識及び主要な交渉ポイント(例えば、カーボンクレジットに関する法的論点、グリーンウォッシュの問題等)を説明する。
第12回
Group Xは投資銀行Aの交渉チーム、Group YはB社の交渉チームであると想定する。各Groupはセッション12の前にその交渉戦略の内容及びプレゼンテーションの方法等を協議し、相手方に対してケーススタディ4の交渉戦略に関する20分間プレゼンテーションを行う。当該プレゼンテーションの間、相手方は当該当事者の経営陣であると想定し、プレゼンテーションに対する質問をするとともに交渉戦略の妥当性について批判的考察を行う。各グループは、セッション12の後、その交渉戦略について修正を加えることができる。
第13回
Group Xは投資銀行Aの交渉チーム、Group YはB社の交渉チームであると想定する。Group X及びGroup Yは、ケーススタディ4について、最終的に確定した交渉戦略に基づいて交渉する。
第14回
グループXの各学生が、特定のトピックについて短いプレゼンテーションを行い、講師がよいプレゼンテーションを行うための実務的な指針を提供する。
その他
グループYの各学生が、特定のトピックについて短いプレゼンテーションを行い、講師がよいプレゼンテーションを行うための実務的な指針を提供する。

成績評価方法

平常点にて評価する。

授業における生成AIの利用可否・利用方針

本授業では、生成AI(例:Gemini, NotebookLM等)の活用を積極的に奨励する。AIを活用することで、情報収集、構成案の検討、文章の改善などが可能となり、学習効果の向上が期待される。但し、使用にあたっては以下のルールを遵守すること。
•AIが生成した内容は必ず自分で検証し、必要に応じて修正すること
•使用したAIツールの名称と使用目的を明記すること
•他者の著作物や個人情報を含むプロンプトは使用しないこと

テキスト(教科書)

指定テキストは特にない。各ケーススタディの内容に関するレジュメを配布する。

参考書

・Getting to Yes: Negotiating Agreement Without Giving In (Roger Fisher and William Ury)
・Negotiation (Harvard Business Essentials)
・Impress in English - Presentation Skills for Non-Native Speakers (Susanne Lewes)
・The Presentation Secrets of Steve Jobs - How to Be Insanely Great in Front of Any Audience (Carmine Gallo)

担当教員から履修者へのコメント

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質問・相談

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