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研究会B(2)
担当者名 | 山田 彬尭 |
---|---|
単位 | 2 |
年度・学期 | 2025 秋 |
曜日時限 | 金5 |
キャンパス | 湘南藤沢 |
授業実施形態 | 対面授業(主として対面授業) |
登録番号 | 48094 |
設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
学年 | 1, 2, 3, 4 |
分野 | 研究プロジェクト科目研究会 |
評語タイプ | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
前提科目・推奨 | ・「理論言語学(ことばの構造の分析)」(今学期開講される) |
関連科目 | C2056 語彙意味論/LEXICAL SEMANTICS AND MENTAL DICTIONARIES C2057 認知言語論/ISSUES IN COGNITIVE LINGUISTICS |
その他推奨知識 | もう一つの研究会Bを並行して取っていると望ましい |
授業URL | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
開講場所 | SFC |
履修条件 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
履修者制限の有無 選抜エントリーが必要な科目は、SOL-Aでエントリーしてください。 ※CNSアカウントを所持している、総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科、看護医療学部、及び、健康マネジメント研究科以外の学生はシステムでエントリーできません。 K-Supportニュースに掲載の案内を確認してください。 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
選抜方法 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
履修者制限詳細 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
受け入れ予定人数 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
課題提出タイプ | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
連絡先メールアドレス | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
科目概要 | 研究会の履修を通じて「卒業プロジェクト」に向けて、教員と学生が共に考えながら、多様な課題に取り組んでいく。SFC では「問題が与えられ、正解を教わる」のではなく「何が問題かを考え、解決方法を創出する」ことができる、「未来の先導者」を育成、輩出することを目指している。それを実践するための「研究会」は単なるゼミのような勉強グループではなく、企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動が数多く行われている。それらに参加して実社会の問題に取り組むことによって高度な専門性を身につけ、自らの「未来創造の成果」として、また、自らが未来へ前進するときの「自分自身のプロポーザル」として、卒業プロジェクトを作成する。 |
K-Number | FPE-CO-05003-211-88 |
科目設置 | 学部・研究科 | FPE | 総合政策・環境情報学部 |
---|---|---|---|
学科・専攻 | CO | ||
科目主番号 | レベル | 0 | 学部共通 |
大分類 | 5 | 研究プロジェクト科目 | |
小分類 | 00 | 研究会 | |
科目種別 | 3 | 選択科目 | |
科目補足 | 授業区分 | 2 | 講義 |
授業実施形態 | 1 | 対面授業(主として対面授業) | |
授業言語 | 1 | 日本語 | |
学問分野 | 88 | 総合・複合領域(学際) |
講義概要
この研究会「理論言語学実践」では、学期ごとに言語学の様々な枠組みに触れ、対象を分析し、理論言語学における参加者の知識と分析力を高めることを目標とする。
授業科目の内容・目的・方法・到達目標
2025年度の後期では、言語理論を考える上で中心的な役割を果たしてきた「動詞」を対象に活動を行う。
例えば、次の二つの例文を見られたい。
(1) The boy broke the vase.
(2) The vase broke.
他動詞のbrokeでは、the vaseは、目的語の位置に来ていたが、自動詞のbrokeとともに使われると、the vaseは主語の位置に登場する。
ところが、いつもいつでもこのような対応関係が見られるのかというとそういうわけではない。例えば、次の例を見てほしい。(*とはその文が非文であることを表す)
(3) The boy brokethe school regulation.
(4) *The school regulation broke.
なぜ、このような差が存在してしまうのであろうか。英語が変なのであろうか。
いや、どうもそうではなさそうなのだ。日本語も同じような現象を見せる。次の例を見てほしい。
(5) 男の子が 障子を 破った。
(6) 障子が 破れた。
先ほどの(1)/(2)と同じように、自動詞になると目的語が主語の位置に登場している(「が格」を伴っている)。日本語と英語なんて全然違う言語のはずなのに、なぜかこんなところでよく似ている。ふむ。妙ではないか。
そして、極めつけは次の(7)と(8)だ。「障子」を「校則」にすると、びっくりしたことに、他動詞だけが許されて、(8)は非文になる。これは、(3)と(4)と同じである。日本語と英語なんて、全然違う言語のはずなのに、なんで、こんな妙なところで共通性を見せるのだろうか。
(7) 男の子が 校則を 破った。
(8) *校則が 破れた。
言語学者は、こういうデータをこう考える。これらが、たまたま偶然って言うのはさすがに無理がある。英語だとか日本語だとか、そういった個別言語の背後に共通して存在する、人間言語であるがゆえの特徴というものがあると考えた方が、すっきりする。
なら、英語と日本語を比較していくことで、人間言語の一般的な性質を解明することができる。それって、とても気にならない?
というわけで、この研究会では、「動詞」というものを軸に、日本語と英語を比較しながら人間言語に見られる特徴を探っていく。こういう話にそそられた人は、ぜひ履修を検討してください。
例えば、次の二つの例文を見られたい。
(1) The boy broke the vase.
(2) The vase broke.
他動詞のbrokeでは、the vaseは、目的語の位置に来ていたが、自動詞のbrokeとともに使われると、the vaseは主語の位置に登場する。
ところが、いつもいつでもこのような対応関係が見られるのかというとそういうわけではない。例えば、次の例を見てほしい。(*とはその文が非文であることを表す)
(3) The boy brokethe school regulation.
(4) *The school regulation broke.
なぜ、このような差が存在してしまうのであろうか。英語が変なのであろうか。
いや、どうもそうではなさそうなのだ。日本語も同じような現象を見せる。次の例を見てほしい。
(5) 男の子が 障子を 破った。
(6) 障子が 破れた。
先ほどの(1)/(2)と同じように、自動詞になると目的語が主語の位置に登場している(「が格」を伴っている)。日本語と英語なんて全然違う言語のはずなのに、なぜかこんなところでよく似ている。ふむ。妙ではないか。
そして、極めつけは次の(7)と(8)だ。「障子」を「校則」にすると、びっくりしたことに、他動詞だけが許されて、(8)は非文になる。これは、(3)と(4)と同じである。日本語と英語なんて、全然違う言語のはずなのに、なんで、こんな妙なところで共通性を見せるのだろうか。
(7) 男の子が 校則を 破った。
(8) *校則が 破れた。
言語学者は、こういうデータをこう考える。これらが、たまたま偶然って言うのはさすがに無理がある。英語だとか日本語だとか、そういった個別言語の背後に共通して存在する、人間言語であるがゆえの特徴というものがあると考えた方が、すっきりする。
なら、英語と日本語を比較していくことで、人間言語の一般的な性質を解明することができる。それって、とても気にならない?
というわけで、この研究会では、「動詞」というものを軸に、日本語と英語を比較しながら人間言語に見られる特徴を探っていく。こういう話にそそられた人は、ぜひ履修を検討してください。
研究会テーマ
理論言語学実践
研究会・来期の研究プロジェクトテーマ予定
TBA
準備学修(予習・復習等)
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授業の計画
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成績評価方法
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テキスト(教科書)
影山太郎(編)(2001)『動詞の意味と構文』大修館書店
参考書
TBA(初回の授業で指示する)
担当教員から履修者へのコメント
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備考
この研究会は2025年度に初めて開講される(教員の着任が2025年度春であったため)。初年度の開講であるので、スケジュールは学生の要望などによって、大幅に変更しうることを、ご承知おきいただきたい。