慶應義塾大学 シラバス・時間割

研究会A

担当者名加藤 貴昭
単位4
年度・学期2025 秋
曜日時限木4,5
キャンパス湘南藤沢
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号37966
設置学部・研究科総合政策・環境情報学部
学年1, 2, 3, 4
分野研究プロジェクト科目研究会
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前提科目・推奨B3210 統計解析/STATISTICAL ANALYSIS
B3101 統計基礎/INTRODUCTION TO STATISTICS
関連科目C2117 運動の生理と心理/MOVEMENT PHYSIOLOGY AND PSYCHOLOGY
C2050 身体運動解析/HUMAN MOVEMENT ANALYSIS
B6131 脳と行動/INTRODUCTION TO BRAIN AND BEHAVIOR
C2052 スポーツバイオメカニクス/SPORTS BIOMECHANICS
C2051 スポーツエンジニアリング/SPORTS ENGINEERING
C2025 スポーツ科学/INTRODUCTION TO SPORTS SCIENCE
C2024 スポーツコミュニケーション/SPORTS COMMUNICATION
B3207 スポーツのデータサイエンス/DATA SCIENCE FOR SPORTS
C2054 知覚運動スキル論/PERCEPTUAL MOTOR SKILL
B6132 感覚の生理と心理/INTRODUCTION TO SENSORY PHYSIOLOGY AND PSYCHOLOGY
B6168 トップスポーツ論/TOP SPORTS THEORY
その他推奨知識人を測ることに興味を持っていること。
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開講場所SFC;その他
履修条件ログインすると表示されます(要慶應ID)。
履修者制限の有無
選抜エントリーが必要な科目は、SOL-Aでエントリーしてください。
※CNSアカウントを所持している、総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科、看護医療学部、及び、健康マネジメント研究科以外の学生はシステムでエントリーできません。
K-Supportニュースに掲載の案内を確認してください。
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選抜方法ログインすると表示されます(要慶應ID)。
履修者制限詳細ログインすると表示されます(要慶應ID)。
受け入れ予定人数ログインすると表示されます(要慶應ID)。
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科目概要研究会の履修を通じて「卒業プロジェクト」に向けて、教員と学生が共に考えながら、多様な課題に取り組んでいく。SFC では「問題が与えられ、正解を教わる」のではなく「何が問題かを考え、解決方法を創出する」ことができる、「未来の先導者」を育成、輩出することを目指している。それを実践するための「研究会」は単なるゼミのような勉強グループではなく、企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動が数多く行われている。それらに参加して実社会の問題に取り組むことによって高度な専門性を身につけ、自らの「未来創造の成果」として、また、自らが未来へ前進するときの「自分自身のプロポーザル」として、卒業プロジェクトを作成する。
K-Number FPE-CO-05003-211-88
科目設置学部・研究科FPE総合政策・環境情報学部
学科・専攻CO
科目主番号レベル0学部共通
大分類5研究プロジェクト科目
小分類00研究会
科目種別3選択科目
科目補足授業区分2講義
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語1日本語
学問分野88総合・複合領域(学際)

講義概要

本研究会は、人間の様々な行動(≒パフォーマンス)を対象に、心理的および身体的な側面か ら、各種手法を用いて実験的に検証することを目的とします。

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

【この研究会で自分のやりたいこと、見つけませんか?】
「人間工学って漠然と興味あるけど、難しそう。」「スポーツ心理学に興味はあるけど、どこから手をつけていいかわからない。」そんな風に考えていませんか?
「研究したいことって言われても…」多くの人が、最初はそう思っています。 私達の研究は、見る、感じる、といった日常生活に溢れていることを題材としているものがほとんどです。最近ではeSportsを学術的視点から考える研究も増えています。ほんの少しの興味からこの研究会に入ったはずが、いつの間にか研究にのめり込んで続けている人が多くいます。そのきっかけを一緒に作っていきましょう。新規生も継続生もお待ちしています。

【内容】
人間工学の分野では、日常生活において見受けられる人間と環境の問題を解決するために、印象評価や生体反応を元に人間と環境との調和を実現するための実践的な応用を目指します。
スポーツ心理学の分野では、エキスパートが発揮する高いパフォーマンスを支える視覚特性、必要となる心理的特性といった非言語的・包括的な知について考察します。実際に競技に打ち込んでいる学生が多いこともあり、学術的な意義のみならず、実践的な価値を見出すことを目指します。

研究会では主に下記の手法を用いて研究を行っています。
主観的評価手法
- 評価基準(正規化順位法)
- 印象評価(SD法)
- 面接(グループインタビュー、評価グリッド法)
- 心理テスト(POMS、JISS、Big5など)
- プロトコル分析(言語報告、テキストマイニング)
- 他覚的評価手法
- 眼球運動計測(通称アイトラッカー)
- 生体反応計測(心拍、発汗、呼吸など)
- 動作解析(モーションキャプチャなど)
- 行動分析(ワークサンプリング法など)
その他必要に応じて新たな手法を用いることもあります。これまでの研究テーマなどは研究会Webサイトを参照してください。

【個人研究とグループ研究】
本研究会では「個人研究」と「グループ研究」の2つに取り組みます。個人研究は各自のテーマで研究に取り組み、卒プロとしての卒業論文を目指します。グループ研究は外部との共同研究をはじめ、特定のテーマについてチームとして研究を進めます。

個人研究のテーマは基本的に自由です。しかし、自由であるがゆえに自ら問題を発見し、解決する能力が必要となります。限られた時間の中でグループワークと個人研究の双方を行わなければなりませんので、綿密に計画を立て、研究を進めましょう。

グループ研究は個人研究のテーマと関連性の高いものに所属する事を推奨します。またグループは複数に所属する事はできません。(外部機関との共同研究など、詳しくは初回授業時に詳しく説明します。)

2025年度秋学期のグループ研究テーマは以下となります。

eスポーツ×まちづくり
品川区大井町「みらいのまちをつくる・ラボ」の活動の一環として、ゲームを通じた地域交流に取り組んでいます。品川学藝高校eスポーツエデュケーションコースの生徒達と共に「大井どんたく夏まつり」や「高齢者との多世代交流会」を開催したり、「健康ゲーム指導士育成講座」なども行っています。

eスポーツ×パワプロ
オリンピック種目としても採用されている「WBSC eBaseballパワフルプロ野球」を用いて、打撃や守備時における各種パフォーマンスの熟練度による違いについて、眼球運動計測などから検証しています。秋学期からは太鼓の達人を対象にした研究をスタートする予定です。

尺度
慶應義塾体育会に所属する学生を対象に、各種心理尺度を用いて体育会部員全体の心理特性を調査することを目的として研究を進めています。さらに各個人が自分自身を知り、今後の活動に活かせるような効果を期待しています。

アフリカ
国際協力機構(JICA)とも連携し、ガーナ共和国において慶應義塾大学野球部員によるベースボーラーシップⓇ教育(野球を通じて規律・尊重・正義を学ぶメソッド)を実施し、指導を受けたガーナ人選手らを対象に心理的特性、特には非認知スキルについて各種教育効果について検証することを目的として研究を行っています。

DD
慶育病院とも提携し、ダイナミック・デバイス社のDD System Eliteを活用した入院患者のリハビリおよび中高齢者の歩行運動の変容について、臨床の現場でも活用しながら研究しています。被験者の歩行をマーカーレスモーションキャプチャで計測したり、心理尺度を用いた検証を進めています。

印象
商品のパッケージなどを対象にした印象評価の手法を用いて、消費者の購買意欲の変化などについての調査を進めています。

研究会テーマ

ヒューマンパフォーマンス

研究会・来期の研究プロジェクトテーマ予定

関連テーマで継続予定

能動的学修形式説明

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準備学修(予習・復習等)

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授業の計画

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成績評価方法

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テキスト(教科書)

福田忠彦研究室・HPL編. (2009). 増補版 人間工学ガイド−感性を科学する方法−. サイエンティスト社. ISBN: 9784860790363.

参考書

日本スポーツ視覚研究会編. (2019). スポーツパフォーマンスと視覚 −競技力と眼の関係を理解する−. ナップ社. ISBN: 9784905168607.
Williams, A. M., & Jackson, R. C. (Eds.). (2019). Anticipation and decision making in sport. Routledge. ISBN: 9781138504844.
Magill, R.A. (2010). Motor Learning and Control: Concepts and Applications. 9th, Ed. McGraw-Hill. ISBN: 9781264144358.

担当教員から履修者へのコメント

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