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研究会A
担当者名 | 大木 聖子 |
---|---|
単位 | 4 |
年度・学期 | 2025 春 |
曜日時限 | 金2,3 |
キャンパス | 湘南藤沢 |
授業実施形態 | 対面授業(主として対面授業) |
登録番号 | 37770 |
設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
学年 | 1, 2, 3, 4 |
分野 | 研究プロジェクト科目研究会 |
評語タイプ | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
前提科目・推奨 | C2132 地球システムA/EARTH SYSTEM A C2133 地球システムB/EARTH SYSTEM B C1012 社会安全政策(防災)/SOCIAL SECURITY POLICY(DISASTER) C2017 地球システム設計論/THEORY OF EARTH SYSTEM DESIGN |
関連科目 | C2132 地球システムA/EARTH SYSTEM A C2133 地球システムB/EARTH SYSTEM B C1012 社会安全政策(防災)/SOCIAL SECURITY POLICY(DISASTER) C2017 地球システム設計論/THEORY OF EARTH SYSTEM DESIGN |
授業URL | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
開講場所 | SFC;その他 |
履修条件 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
履修者制限の有無 選抜エントリーが必要な科目は、SOL-Aでエントリーしてください。 ※CNSアカウントを所持している、総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科、看護医療学部、及び、健康マネジメント研究科以外の学生はシステムでエントリーできません。 K-Supportニュースに掲載の案内を確認してください。 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
選抜方法 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
履修者制限詳細 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
受け入れ予定人数 | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
課題提出タイプ | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
連絡先メールアドレス | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
科目概要 | 研究会の履修を通じて「卒業プロジェクト」に向けて、教員と学生が共に考えながら、多様な課題に取り組んでいく。SFC では「問題が与えられ、正解を教わる」のではなく「何が問題かを考え、解決方法を創出する」ことができる、「未来の先導者」を育成、輩出することを目指している。それを実践するための「研究会」は単なるゼミのような勉強グループではなく、企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動が数多く行われている。それらに参加して実社会の問題に取り組むことによって高度な専門性を身につけ、自らの「未来創造の成果」として、また、自らが未来へ前進するときの「自分自身のプロポーザル」として、卒業プロジェクトを作成する。 |
K-Number | FPE-CO-05003-211-88 |
科目設置 | 学部・研究科 | FPE | 総合政策・環境情報学部 |
---|---|---|---|
学科・専攻 | CO | ||
科目主番号 | レベル | 0 | 学部共通 |
大分類 | 5 | 研究プロジェクト科目 | |
小分類 | 00 | 研究会 | |
科目種別 | 3 | 選択科目 | |
科目補足 | 授業区分 | 2 | 講義 |
授業実施形態 | 1 | 対面授業(主として対面授業) | |
授業言語 | 1 | 日本語 | |
学問分野 | 88 | 総合・複合領域(学際) |
講義概要
災害に関する自然科学・人間科学・社会科学研究.
毎回の研究会の構成:おおむね下記を各60分ずつ
・【輪読】指定の教科書を読みこなしてから参加し,ディスカッションする
・【先生班コンテンツ】防災研究に必要な知識を学んでから参加し,教授する側になる
・【答えのないグルワ】防災に関するテーマのグループワーク
その他,不定期に,学会発表練習や研究進捗報告など.
毎回の研究会の構成:おおむね下記を各60分ずつ
・【輪読】指定の教科書を読みこなしてから参加し,ディスカッションする
・【先生班コンテンツ】防災研究に必要な知識を学んでから参加し,教授する側になる
・【答えのないグルワ】防災に関するテーマのグループワーク
その他,不定期に,学会発表練習や研究進捗報告など.
授業科目の内容・目的・方法・到達目標
災害とは,地震や津波・火山噴火・豪雨などの自然現象が,人や社会の対応能力を超えた場合に発生します.地震や津波などの現象そのものが災害なのではなく,人間社会との関係性の中で初めて災害が生まれるのです.これを踏まえれば,防災や減災は,自然現象の解明を待たずとも,人や社会がより強くよりしなやかになることで十分に達成できます.
この研究会では,地球科学的な自然現象に関心のある人はもちろん,人や社会がより強くしなやかに成熟していくよう働きかけ,人々の命を守ることに寄与したい人を歓迎します. 具体的には,災害多発の時代を迎える日本各地をフィールドに,防災・減災を達成するために必要なことは何か,地球科学・社会心理学・災害情報学・教育学の観点から研究し,実践していきます.どこからアプローチしても構いません.以下に,問題意識やアプローチ方法などの例をいくつか挙げます.
【問題意識】
日本で地震が起こることは誰もが知っている.にもかかわらず,家具を固定するなどの防災対策を取っているのはごく一部の人である.このことは,知識を持っているだけでは効果的な防災対策はなされないことを意味している.それはなぜなのか.どういったコミュニケーションがあれば防災意識が高揚し,さらに防災行動に結びつくのか,アンケートによる社会調査やインタビュー等によって調査・分析し,よりよいコミュニケーション方法を考えて実践する,というフィードバックを繰り返す.
東日本大震災では,日本でマグニチュード9の地震が起こるということを科学として想定できていなかったことから被害が拡大した.ところが一般に,専門家は自らが関与している科学に限界があることを大々的に伝えることをはばかり,非専門家は科学が万能であると信じていたいという心理が働いている.科学の限界を伝えきらなかったことで被害が拡大した例は他国においてもある.これを解消しうる専門家−非専門家のコミュニケーションとはいかなるものか,科学技術社会論として考察し,実践する.
地震現象そのものは日本をはじめとする地震国にとっては身近なものであるが,天体観測や気象観測のように気軽に調査したり,身近なソフトで分析したり,自らの体感や発見を報告できる参加型プラットフォームがあったりするものではない.携帯電話やスマートフォンなどから気軽に参加できるウェブプラットフォームとしては,どのようなものが考えられるだろうか.
【アプローチ】
・リスク認知と防災行動・行動意図に関する量的および質的調査
・実践共同体論(あるいはその他の社会学的理論)に基づいた学校現場における防災教育の実態調査および教育実践
・専門家あるいはメディアの発信した情報の分析(災害情報論)
・既存の研究成果の見える化
【研究のフィールド】
・近年の被災経験のない学校現場(幼・小・中・高・特別支援)や地域コミュニティ
・被災経験のある地域(学校現場や地域コミュニティ)
【考えうる成果物】
・学校現場で使用できる防災教育の教材・コンテンツ(デジタル・アナログいずれでも)
・自治体職員や専門家が実施できる,より効果的な防災講演やワークショップの形式の開発
・地震など災害科学の研究成果を見える化あるいは体感できる化したウェブツールや携帯アプリ などなど
この研究会では,地球科学的な自然現象に関心のある人はもちろん,人や社会がより強くしなやかに成熟していくよう働きかけ,人々の命を守ることに寄与したい人を歓迎します. 具体的には,災害多発の時代を迎える日本各地をフィールドに,防災・減災を達成するために必要なことは何か,地球科学・社会心理学・災害情報学・教育学の観点から研究し,実践していきます.どこからアプローチしても構いません.以下に,問題意識やアプローチ方法などの例をいくつか挙げます.
【問題意識】
日本で地震が起こることは誰もが知っている.にもかかわらず,家具を固定するなどの防災対策を取っているのはごく一部の人である.このことは,知識を持っているだけでは効果的な防災対策はなされないことを意味している.それはなぜなのか.どういったコミュニケーションがあれば防災意識が高揚し,さらに防災行動に結びつくのか,アンケートによる社会調査やインタビュー等によって調査・分析し,よりよいコミュニケーション方法を考えて実践する,というフィードバックを繰り返す.
東日本大震災では,日本でマグニチュード9の地震が起こるということを科学として想定できていなかったことから被害が拡大した.ところが一般に,専門家は自らが関与している科学に限界があることを大々的に伝えることをはばかり,非専門家は科学が万能であると信じていたいという心理が働いている.科学の限界を伝えきらなかったことで被害が拡大した例は他国においてもある.これを解消しうる専門家−非専門家のコミュニケーションとはいかなるものか,科学技術社会論として考察し,実践する.
地震現象そのものは日本をはじめとする地震国にとっては身近なものであるが,天体観測や気象観測のように気軽に調査したり,身近なソフトで分析したり,自らの体感や発見を報告できる参加型プラットフォームがあったりするものではない.携帯電話やスマートフォンなどから気軽に参加できるウェブプラットフォームとしては,どのようなものが考えられるだろうか.
【アプローチ】
・リスク認知と防災行動・行動意図に関する量的および質的調査
・実践共同体論(あるいはその他の社会学的理論)に基づいた学校現場における防災教育の実態調査および教育実践
・専門家あるいはメディアの発信した情報の分析(災害情報論)
・既存の研究成果の見える化
【研究のフィールド】
・近年の被災経験のない学校現場(幼・小・中・高・特別支援)や地域コミュニティ
・被災経験のある地域(学校現場や地域コミュニティ)
【考えうる成果物】
・学校現場で使用できる防災教育の教材・コンテンツ(デジタル・アナログいずれでも)
・自治体職員や専門家が実施できる,より効果的な防災講演やワークショップの形式の開発
・地震など災害科学の研究成果を見える化あるいは体感できる化したウェブツールや携帯アプリ などなど
研究会テーマ
防災社会デザイン研究会
研究会・来期の研究プロジェクトテーマ予定
防災教育のコンピテンシーの模索
準備学修(予習・復習等)
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授業の計画
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成績評価方法
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テキスト(教科書)
『超巨大地震に迫るー日本列島で何が起きているのかー』NHK出版新書,大木聖子,纐纈一起
参考書
・『超巨大地震に迫るー日本列島で何が起きているのかー』NHK出版新書,大木聖子,纐纈一起
・『地球の声に耳をすませて』くもん出版,大木聖子
・『家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩』東京堂出版,大木聖子
・"Listen to the Voice of the Earth -Learn about earthquakes to save lives", Satoko Oki
・『地球の声に耳をすませて』くもん出版,大木聖子
・『家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩』東京堂出版,大木聖子
・"Listen to the Voice of the Earth -Learn about earthquakes to save lives", Satoko Oki
担当教員から履修者へのコメント
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