慶應義塾大学 シラバス・時間割

研究会B(2)

担当者名藤井 進也
単位2
年度・学期2025 秋
曜日時限金5
キャンパス湘南藤沢
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号27074
設置学部・研究科総合政策・環境情報学部
学年1, 2, 3, 4
分野研究プロジェクト科目研究会
評語タイプログインすると表示されます(要慶應ID)。
前提科目・推奨B6096 コンピュータミュージック1/COMPUTER MUSIC 1
B6097 コンピュータミュージック2/COMPUTER MUSIC 2
C2121 音楽と脳 /MUSIC AND THE BRAIN
関連科目B6027 デザイン言語実/DESIGN LANGUAGE: INTRODUCTION AND PRACTICE
C2108 インタラクションデザイン/INTERACTION DESIGN
B4003 システムプログラミング基礎/FUNDAMENTALS OF SYSTEM PROGRAMMING
C2127 音楽と心・身体/MUSIC AND THE MIND/BODY
その他推奨知識【前提知識】Ableton Live, Max / MSP / Jitterの使用経験

【推奨知識】Gitの使用経験

【推奨知識】音響処理言語・フロントエンドプログラミング・電子工作の経験

【推奨知識】音楽制作経験、音楽ポストプロダクション(ミックスやマスタリングを含めた)、インスタレーションの経験
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開講場所SFC
履修条件ログインすると表示されます(要慶應ID)。
履修者制限の有無
選抜エントリーが必要な科目は、SOL-Aでエントリーしてください。
※CNSアカウントを所持している、総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科、看護医療学部、及び、健康マネジメント研究科以外の学生はシステムでエントリーできません。
K-Supportニュースに掲載の案内を確認してください。
ログインすると表示されます(要慶應ID)。
選抜方法ログインすると表示されます(要慶應ID)。
履修者制限詳細ログインすると表示されます(要慶應ID)。
受け入れ予定人数ログインすると表示されます(要慶應ID)。
課題提出タイプログインすると表示されます(要慶應ID)。
学生が利用する予定機材/ソフト等何を創るかによるが、以下1~3を組み合わせて利用することが多い。【1. Ableton Live, Logic, ProTools, Reaper】【2. Max/MSP/Jitter, PureData, SuperCollider, JUCE, Faust, CSound】【3. (使えると尚良し) JavaScript, Python, C/C++, openFrameworks, Arduino, TouchDesigner】
連絡先メールアドレスログインすると表示されます(要慶應ID)。
科目概要研究会の履修を通じて「卒業プロジェクト」に向けて、教員と学生が共に考えながら、多様な課題に取り組んでいく。SFC では「問題が与えられ、正解を教わる」のではなく「何が問題かを考え、解決方法を創出する」ことができる、「未来の先導者」を育成、輩出することを目指している。それを実践するための「研究会」は単なるゼミのような勉強グループではなく、企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動が数多く行われている。それらに参加して実社会の問題に取り組むことによって高度な専門性を身につけ、自らの「未来創造の成果」として、また、自らが未来へ前進するときの「自分自身のプロポーザル」として、卒業プロジェクトを作成する。
K-Number FPE-CO-05003-211-88
科目設置学部・研究科FPE総合政策・環境情報学部
学科・専攻CO
科目主番号レベル0学部共通
大分類5研究プロジェクト科目
小分類00研究会
科目種別3選択科目
科目補足授業区分2講義
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語1日本語
学問分野88総合・複合領域(学際)

講義概要

x-Music研究会概要

音楽とは一体何か。SFCは世界に向けて、一体どんな音を創り、何を表現すべきか。本研究会では、音楽の真価や可能性を探究し、まだ確固たる名称のない、未知なる次の音楽(= x-Music)を制作することに取り組む。SFC エクス・デザイン(x-Design)プログラムのクリエイティブマインドをリスペクトし、以下の観点から音楽を制作することに挑む。



  1. まだ確固たる名称のない、未知なる次の音楽(= x-Music)を制作すること
  2. 極端な(eXtreme)状況における音楽制作の方法を探究すること
  3. 実験的な(eXperimental)プロトタイプ音楽を常に制作すること
  4. 分野を越境し、価値や思想の相乗効果=掛け算(X)を狙うこと
  5. 音楽による真の自己実現や自己表現(eXpression)を行うこと

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

x-Music研究会の主題と目標

SFCは1990年の設立以来、インターネットを駆使した音楽ライヴコンサートの配信、コンピューターミュージックやメディアアートの制作など、世界の音楽芸術文化の発展に貢献してきた。設立30年を経た今、SFCは世界に向けて一体どんな音を創り、何を表現すべきか。本研究会の主題と目標は、音楽の真価や可能性を探究し、まだ確固たる名称のない、未知なる次の音楽(= x-Music)の制作に取り組むことである。


SFC エクス・デザイン(x-Design)プログラムのデザインマインドをリスペクトし、以下の観点から音楽制作に取り組む。



  1. まだ確固たる名称のない、未知なる次の音楽(= x-Music)を制作すること
  2. 極端な(eXtreme)状況における音楽制作の方法を探究すること
  3. 実験的な(eXperimental)プロトタイプ音楽を常に制作すること
  4. 分野を越境し、価値や思想の相乗効果=掛け算(X)を狙うこと
  5. 音楽による真の自己実現や自己表現(eXpression)を行うこと

研究会テーマ

エクス・ミュージック(x-Music)

研究会・来期の研究プロジェクトテーマ予定

企業との共同研究

企業と共同で脳波データを用いた音楽の生成、ヒトの歩行・走行運動に合わせた音楽の自動生成、身体の凍りつきを解く身体に作用する音楽の作成に取り組んでいる。都市データを用いたサウンドアートや音楽の生成ー「都市作曲 / Urban Composition」をテーマとした研究や、クラゲの拍動運動や人工細胞の生命活動データを用いた音楽生成など、未知なる音楽の生成研究に実践的に取り組む。



サブゼミ・勉強会の実施

履修選抜課題で挙げた 3つのカテゴリー(Sonic Technologist / Sound Artist / Independent Artist)に分かれてサブゼミ・勉強会を実施し、研究活動のマイルストーンを設定する。Sound Technologist グループでは、AbletonやMaxなどのSoftwareの使用、Hardware/電子工作の知見/技術を深め、実際に手を動かしながら積極的にプロトタイプを作る。Sound Artist グループでは、サウンドアートに関わる文献や歴史的文脈の整理、作品制作、論考やステートメントの出版を行う。Independent Artist グループは、レーベル運営・楽曲リリースなどの課外活動を徹底的に行い、その熱意・知見・技術をメンバーとシェアしつつ、x-Musicの社会実装を行う。



国際学会発表

NIME (The International Conference on New Interfaces for Musical Expression), ICMC (International Computer Music Association), NYCEMF (New York City Electroacoustic Music Festival), Are Electronica など国際的な場での作品発表を目指す。



その他の活動例


  1. Future Scape Project 2024 at Yokohama Zou-no-hana Terrace [LINK]
  2. Future Scape Project 2023 at Yokohama Zou-no-hana Terrace [LINK]
  3. Drum Session with Odakyu Railway [LINK]
  4. Creating & Knowing the “X” Music [LINK]
  5. 令和5年度デジタル等クリエイター人材創出事業 Flying Tokyo 2024で採択 [LINK]
  6. Interverse Virtual Reality Challenge(IVRC)で青沼優介賞を受賞 [LINK]
  7. Shinya Fujii Laboratory Keio University SFC ORF2020 Digest Video [LINK]
  8. Sonic Aquarium -Resonance- [LINK]
  9. Synthesize: x-Music Exhibition Talk Session [LINK]
  10. Urban Rhythmability [LINK]
  11. Dialect x Music [LINK]
  12. x-Music Exhibition vol. 0 [LINK]
  13. Sonic-Aquarium [LINK]
  14. Sonic-Aquarium ISCA2020入選 [LINK]

能動的学修形式説明

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準備学修(予習・復習等)

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授業の計画

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成績評価方法

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テキスト(教科書)

田中 堅大, 藤井 進也. Urban Composition: 都市の現象を応用することによる音楽・サウンドアート表現の探求. KEIO SFC JOURNAL, Vol.20, No.2, 2021. https://gakkai.sfc.keio.ac.jp/journal/.assets/SFCJ20-2-07.pdf
魚住 勇太. Creface: 即興的創造を巻き起こす概念モデルの提案と実践. KEIO SFC JOURNAL, Vol.20, No.2, 2021. https://gakkai.sfc.keio.ac.jp/journal/.assets/SFCJ20-2-08.pdf
藤井 進也. 平成時代:音楽と神経科学の邂逅. KEIO SFC JOURNAL, Vol.18 No.1, pp. 186-201, 2018. https://gakkai.sfc.keio.ac.jp/journal/.assets/SFCJ18-1-08.pdf

参考書

カーティス・ローズ. コンピュータ音楽: 歴史・テクノロジー・アート. 東京電機大学出版局, 2001. https://www.tdupress.jp/book/b349836.html
ノイマン・ピアノ. 2061:Maxオデッセイ. リットーミュージック, 2006. https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3105317326/
アラン・リクト. サウンドアート: 音楽の向こう側、耳と目の間. フィルムアート社, 2010. https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-0942-1/

担当教員から履修者へのコメント

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