Keio University Syllabus and Timetable

CRIMINAL LAW AND PROCEDURE(必修)(3E)

Lecturer(s)OOTANI, NAOTO
Credit(s)2
Academic Year/Semester2023 Spring (1st Half)
Day/PeriodWed.1,2
CampusMita
Class FormatFace-to-face classes (conducted mainly in-person)
Registration Number23661
Faculty/Graduate SchoolLAW SCHOOL
Department/MajorLEGAL PRACTICE
Year Level3
Class SpecificationE
FieldCORE SUBJECTS IN LAW(MANDATORY)
K-Number GLS-LP-89121-211-05
Course AdministratorFaculty/Graduate SchoolGLSLAW SCHOOL
Department/MajorLPLEGAL PRACTICE
Main Course NumberLevel8Professional degree level coursework
Major Classification9Professional Degree Program Prescribed
Minor Classification12Core Subjects in Law (Required) - Criminal Justice Series
Subject Type1Required subject
Supplemental Course InformationClass Classification2Lecture
Class Format1Face-to-face classes (conducted mainly in-person)
Language of Instruction1Japanese
Academic Discipline05Law and related fields

Course Objectives and Attainment Goals

本授業は、多論点型の事例問題の検討を通じて、刑事実体法及び手続法に関する知識・理解、問題発見能力、事例分析能力、法的思考力を高め、刑事事件に携わる法律家として要求されるレベルに近づけることを到達目標とする。

Relationship to the relevant course

本科目は、刑事系の法律基本科目の最上級科目として、2年次に履修した「刑法総合」及び「刑事訴訟法総合」で学習した内容の応用・発展を図るとともに、2年次の科目で十分に取り扱うことのできなかった問題点や最近の主要判例についての知識・理解を補うものである。なお、更に高い水準の知識・理解や能力の習得を求める者は、秋学期の「刑事法総合演習」を履修することを検討されたい。
加えて、本科目は、秋学期で履修する法律実務基礎科目(「刑事実務基礎」)とも関連するものである。

Course Type

授業は、春学期前半に、毎週2時限連続で合計7回行う。
授業では、検討課題等を示した教材を事前に配布し、全員が予習を済ませていることを前提に、いわゆるソクラテス・メソッドを中心とした双方向の授業を展開する。
なお、各回の授業で検討する事例問題に含まれる論点は暫定的なものであり、最終的には、配布された教材を確認されたい。

Method of Evaluation

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Course Material

教材として購入を義務づけるものではないが、体系的に配列された市販の判例教材(代表的なものとして、下記のものを挙げておく。)を常時使用できる環境で学習することが、予習にあたっての資料収集負担の軽減及び学習効果のうえで望ましい。

① 佐伯仁志・橋爪隆編『刑法判例百選I・II〔第8版〕』(有斐閣、2020年)
② 同『判例刑法総論・各論〔第7版〕』(有斐閣、2018年)
③ 山口厚『基本判例に学ぶ・刑法総論・各論』(成文堂、2010-2011年)
④ 井上正仁ほか編『刑事訴訟法判例百選〔第10版〕』(有斐閣、2017年)
⑤ 井上正仁ほか『ケースブック刑事訴訟法〔第5版〕』(有斐閣、2018年)

※ 『百選』は収録判例の数が限られている上、原則として見開き2頁で事案の概要、判旨(決定要旨)、解説を書かなければならないという紙幅の制約が厳しいことから、執筆者により判旨・決定要旨が切り取られている。その切り取り方が必ずしも適切であるとは限らない上、学部の授業にも広く用いられる教材である関係上、採録されている判例の数にも限りがあり、法科大学院生――とりわけ3年生――の学習にとっては明らかに不足がある。
したがって、(判例データベースでの検索を厭わないのであればともかく、そうでないのであれば)刑法については②、刑訴法については⑤を手元に置き、随時参照し得る状態に置くことを強く推奨する。

Course Plan

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