慶應義塾大学 シラバス・時間割

現代日本経済論a(寄附講座, CONTEMPORARY JAPANESE ECONOM

サブタイトル新たな希望と高まる不確実性(極東証券株式会社寄附講座)
担当者名川本 明
単位2
年度・学期2025 春(学期前半)
曜日時限火4,5
キャンパス三田
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号14695
設置学部・研究科経済学部
設置学科・専攻経済学科 タイプA・B
学年3, 4
分野専門教育科目選択必修基本科目 G(現代経済)
評語タイプログインすると表示されます(要慶應ID)。
科目概要第二次大戦後から現在までの日本経済の展開を、日本特殊な企業間関係や労使関係からなる「日本企業システム」に着目して検討する。特に「日本企業システム」の形成、変容という視点から日本企業の国際競争力や日本経済の諸問題について考えていく。
K-Number FEC-EC-34162-212-07
科目設置学部・研究科FEC経済学部
学科・専攻EC経済学科
科目主番号レベル33年次配当レベル
大分類4専門教育 基本科目
小分類16講義 - 現代経済
科目種別2選択必修科目
科目補足授業区分2講義
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語2英語
学問分野07経済学、経営学およびその関連分野

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

2025年の日本経済は実質ベースでは顕著な成長はできなかったものの、名目では3年間2%以上の成長を見せています。20年続いたデフレ時代と劇的に景色が変わっています。実質成長の伸びが期待以下だった理由は、国内需要、特に消費が2022年以来長期化するインフレによって弱いためです。賃金は20年で最大の伸びなのにもかかわらず、実質所得がほとんど伸びていません。
賃金上昇は続く見通しですが、2025年の日本経済は大きな挑戦に直面しています。例えば人口構造の変化による社会保障への財政圧力は続きます。トランプ政権の貿易その他の政策が経済に与えるネガティブな影響も見過ごせません。
このコースは、そうした挑戦を日本経済がどうやって切り抜けていけるのかを問います。最初に現状に即した最適のマクロ政策の組み合わせは何かを考えます。バブル後の日本は誤った金融政策ないし財政政策が回復のチャンスをないがしろにした、「偽りの夜明け」を何回も経験してきました。ようやく実現しつつある賃金・物価上昇の好循環が妨げられないよう、良く定義された財政規律を守りつつも拙速で過剰な緊縮を避けるべきでしょう。
次に見るのが経済変動の源となっている労働市場の動向です。長時間労働の是正や構造的な労働力不足は、賃上げの背景になるだけでなく、企業に労働節約的で生産性を向上させる技術の採用を迫っています。さらに我々は、経済成長のための様々な課題について学びます。経済全体を通じてリスクを処理しながら高収益へのドライブを強めることが求められています。市場参入を妨げる時代遅れの規制は迅速に改革すべきです。同時にデータプライバシーの保護や電力グリッドの拡大など、政府が必要とされる役割は活性化する必要もあります。
講師の日本政府、国際機関(OECD)、投資ビジネスでの経験にも依拠しながら、本コースでは経済学の知識とデータに基づく双方向の議論によって現代経済への理解を深めたいと思います。
このコースは今期後半の「現代日本経済論b」に続くものです。日本経済の総合的な理解のためにはaおよびb両方の受講が望ましいですが、片方だけの受講も可能とします。PCP以外の学生も受講可能です。

能動的学修形式説明

ログインすると表示されます(要慶應ID)。

準備学修(予習・復習等)

ログインすると表示されます(要慶應ID)。

授業の計画

ログインすると表示されます(要慶應ID)。

成績評価方法

ログインすると表示されます(要慶應ID)。

参考書

The Japanese Economy (The MIT Press) (2020, 2nd Edition)
Takatoshi Ito, Takeo Hoshi