慶應義塾大学 シラバス・時間割

研究会A

担当者名神保 謙
単位4
年度・学期2025 秋
曜日時限木4,5
キャンパス湘南藤沢
授業実施形態対面授業(主として対面授業)
登録番号14575
設置学部・研究科総合政策・環境情報学部
学年1, 2, 3, 4
分野研究プロジェクト科目研究会
評語タイプログインすると表示されます(要慶應ID)。
前提科目・推奨Students who has taken the course either 安全保障と国際紛争 (in Japanese) or National Security Policy (GIGA)

C1090 安全保障と国際紛争/INTERNATIONAL SECURITY AND CONFLICT STUDIES
C1115 安全保障政策/NATIONAL SECURITY POLICY
開講場所SFC
履修条件ログインすると表示されます(要慶應ID)。
履修者制限の有無
選抜エントリーが必要な科目は、SOL-Aでエントリーしてください。
※CNSアカウントを所持している、総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科、看護医療学部、及び、健康マネジメント研究科以外の学生はシステムでエントリーできません。
K-Supportニュースに掲載の案内を確認してください。
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選抜方法ログインすると表示されます(要慶應ID)。
履修者制限詳細ログインすると表示されます(要慶應ID)。
受け入れ予定人数ログインすると表示されます(要慶應ID)。
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科目概要研究会の履修を通じて「卒業プロジェクト」に向けて、教員と学生が共に考えながら、多様な課題に取り組んでいく。SFC では「問題が与えられ、正解を教わる」のではなく「何が問題かを考え、解決方法を創出する」ことができる、「未来の先導者」を育成、輩出することを目指している。それを実践するための「研究会」は単なるゼミのような勉強グループではなく、企業との共同研究や官公庁からの委託研究など、先端的な研究活動が数多く行われている。それらに参加して実社会の問題に取り組むことによって高度な専門性を身につけ、自らの「未来創造の成果」として、また、自らが未来へ前進するときの「自分自身のプロポーザル」として、卒業プロジェクトを作成する。
K-Number FPE-CO-05003-311-86
科目設置学部・研究科FPE総合政策・環境情報学部
学科・専攻CO
科目主番号レベル0学部共通
大分類5研究プロジェクト科目
小分類00研究会
科目種別3選択科目
科目補足授業区分3演習
授業実施形態1対面授業(主として対面授業)
授業言語1日本語
学問分野86総合・複合領域(社会科学系)

講義概要

「国際安全保障とグローバルガバナンス」研究会(A型)は日本人学生・留学生による日本語での議論に加えて、GIGA生など英語を用いて研究を行う学生も参加し、バイリンガル環境で研究会を実施します。メインの使用言語は日本語ですが、英語での発表・議論も対応可能といたします。この研究会は基本的には、履修者の研究テーマに関する議論を中心に進めます。進め方としては、(1) リーディング(和文・英文の著作・論文)、(2) グループワーク(上記のテーマに関わる共同研究)、(3) 個人研究発表 を中心に活動をする予定です。また、受講生の皆さんが世界のリーダーの役割を担う「クライシス・シミュレーション」も実施する予定でいます。

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

「国際安全保障とグローバルガバナンス」(A型)は日本人学生・留学生による日本語での議論に加えて、GIGA生など英語を用いて研究を行う学生も参加し、セミ・バイリンガル環境で研究会を実施します。メインの使用言語は日本語ですが、英語での発表・議論も対応可能といたします。

20年前(2003年頃)の世界は米国の圧倒的パワーの下で、アフガニスタン・イラクへの介入と国際的な対テロリズムへの政策協調こそが、安全保障論の中心的課題でした(米単極論と非対称的安全保障論の台頭)。そしてグローバル化の進展と経済相互依存の深化によって、東アジア共同体やEU統合を始めとする地域統合論が、現実的に模索された時期でもありました。

しかしながら、国際的なパワーシフトによって米国の単極構造は瓦解し、2000年代の米介入後の中東秩序は混乱を極めています。また2008年の金融危機後の混乱とヨーロッパ経済の低迷からEU統合への機運は弱まり、また日本・中国・韓国の反目から東アジア統合の道筋も遠のいたように思えます。さらに2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻は、安全保障秩序を揺るがす暴挙でした。

私たちは安全保障とグローバルガバナンスを観ていたレンズを再び掛け替える時期に来ています。(1)米国中心のパワーと秩序から、多元的パワーによる混乱と均衡の分析へ、(2)伝統的な抑止力から多元的なアクセス阻止と拒否力へ、(3)軍事力を形成するレガシー兵器からハイテク・宇宙・サイバー領域へ、(4)経済的相互依存と民主主義によるリベラル秩序論と国家資本主義(北京コンセンサスなど)の相克へ、(5)海洋・サイバーなどのコモンズと法の支配の再定義へ・・・。こうした2020年代以降の新しい課題に、この研究会では正面から取り組んでいきたいと思います。

そのために研究会では、(1) リーディング(和文・英文の著作・論文)、(2) グループワーク(上記のテーマに関わる共同研究)、(3) 個人研究発表 を中心に活動をする予定です。また、受講生の皆さんが世界のリーダーの役割を担う「クライシス・シミュレーション」も実施する予定でいます。

研究会は以下のような段階によって開催されます。
① 担当講師による講義
② クライシス・シミュレーション
③ グループ・ワーク
④ 個人研究発表

2023年度春学期のテーマ別のグループワークの課題としては以下のようなテーマを候補としていますが、履修者の研究上の関心に応じて組み替えます。

○台頭する中国と国際システムの変容 ○グローバルな感染症拡大と国際関係 ○国際テロリズムの現代的展開 ○新しいテクノロジーと安全保障

その後、個人研究テーマに基づくターム・ペーパー(8000字以上)の作成が求められます。尚、 4年生(最終学期)の受講者には卒業論文(16000字以上)を作成していただきます。優秀論文については、 湘南藤沢学会からの出版やSFCアワードとして表彰される可能性もあります。

研究会テーマ

国際安全保障とグローバルガバナンス

研究会・来期の研究プロジェクトテーマ予定

本年の継続

能動的学修形式説明

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準備学修(予習・復習等)

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授業の計画

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成績評価方法

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テキスト(教科書)

参考書

ジョセフ・ナイ、デイビッド・ウェルチ『国際紛争:理論と歴史』(原書第10版、有斐閣、2017年)

防衛大学校防衛学研究会編『安全保障学入門』(新訂第5版、亜紀書房、2018年)

Joseph S. Nye, Jr. and David A. Welch. Understanding Global Conflict and Cooperation: An Introduction to Theory and History. Pearson, 2016.

担当教員から履修者へのコメント

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