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人間科学特殊ⅩⅩⅦA(映像と文化)
| サブタイトル | 生と死のはざまを〈うつす〉技法 |
|---|---|
| 担当者名 | 丹羽 朋子 |
| 単位 | 2 |
| 年度・学期 | 2026 春 |
| 曜日時限 | 水3 |
| キャンパス | 三田 |
| 授業実施形態 | 対面授業(主として対面授業) |
| 登録番号 | 09943 |
| 設置学部・研究科 | 文学部 |
| 設置学科・専攻 | 人文社会学科(人間関係学系)人間科学専攻 |
| 学年 | 2, 3, 4 |
| 分野 | 専門教育科目人間科学専攻選択必修(Ⅲ類) |
| 評語タイプ | ログインすると表示されます(要慶應ID)。 |
| 科目概要 | 人間科学の様々なトピックスについて、講義形式で学習する授業 |
| K-Number | FLT-HS-24102-211-04 |
| 科目設置 | 学部・研究科 | FLT | 文学部 |
|---|---|---|---|
| 学科・専攻 | HS | 人文社会学科(人間関係学系)人間科学専攻 | |
| 科目主番号 | レベル | 2 | 2年次配当レベル |
| 大分類 | 4 | 専門教育 応用/発展科目 | |
| 小分類 | 10 | 人間科学専攻共通 - 人間科学特殊 | |
| 科目種別 | 2 | 選択必修科目 | |
| 科目補足 | 授業区分 | 2 | 講義 |
| 授業実施形態 | 1 | 対面授業(主として対面授業) | |
| 授業言語 | 1 | 日本語 | |
| 学問分野 | 04 | 地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野 | |
授業科目の内容・目的・方法・到達目標
〈概要・目的〉
本授業では「生と死のはざまを〈うつす〉技法」をテーマに、自他の経験や記憶を、多様なメディアを用いて記録/表現し、時空間的に遠い他者と「分有」する方法について、映像と演劇やテキストをはじめとする映像とは異なるメディアとの比較、また公設・マスメディアの情報発信と個的な表現実践との比較等を交えつつ考えていく。
授業は2部構成で行う。第1部は「オートエスノグラフィ」(自伝的民族誌)を主たるテーマとする。「オートエスノグラフィ」とは調査・記録する者が自らの個人的経験を自己再帰的に考察し、相応の媒体を用いて表現する民族誌である。既存のカテゴリーや当事者/非当事者といった二項対立的枠組からは漏れ落ちるような、「他者表象に内在する死角を照らし出す」[石原2020]手法として近年注目されている。本授業ではまず、異なる他者/地域の誕生や死、個や集団の生をめぐる人類学的映像作品等を事例に、文化人類学の多様な表現方法の歴史をたどる。さらに、「マルチモーダル・エスノグラフィ」(多感覚的民族誌)や「エスノ・フィクション」「エスノ・ミメーシス」と呼ばれる「仮構的再現」など多様化・拡張しつつある人類学的表現を取り上げて、記録・表現する/される側の権力関係や協働性等を含む問題を思考した上で、〈私/私たち〉の境界を拡張していく手法として「オートエスノグラフィ」を捉え直す。
第2部は、「生と死のはざまを〈うつす〉技法」の具体例として、災禍における「生ける死者」をめぐる表現や、自他の痛みや喪失体験をいかに表現するかと言った問題について、具体的な作品鑑賞や制作者の解説等をもとに、参加者同士が対話しながら思考を深める。
〈方法〉
・履修者が表現手法の異なる様々な映像作品を視聴して積極的に対話を行ったり、記録実践や作品制作を行うワークショップ形式の授業を主とする。数回の授業は、実際に映像や展示制作等に携わるクリエーターをゲストに迎え、その表現・公開活動について履修者も交えた公開インタビュー形式で実施する。
・最終提出課題としては、第1部・第2部で重ねた議論を踏まえて、履修者が自由に表現メディアを選んで「オートエスノグラフィ」の作成に取り組み、授業内で発表を行う。
本授業では「生と死のはざまを〈うつす〉技法」をテーマに、自他の経験や記憶を、多様なメディアを用いて記録/表現し、時空間的に遠い他者と「分有」する方法について、映像と演劇やテキストをはじめとする映像とは異なるメディアとの比較、また公設・マスメディアの情報発信と個的な表現実践との比較等を交えつつ考えていく。
授業は2部構成で行う。第1部は「オートエスノグラフィ」(自伝的民族誌)を主たるテーマとする。「オートエスノグラフィ」とは調査・記録する者が自らの個人的経験を自己再帰的に考察し、相応の媒体を用いて表現する民族誌である。既存のカテゴリーや当事者/非当事者といった二項対立的枠組からは漏れ落ちるような、「他者表象に内在する死角を照らし出す」[石原2020]手法として近年注目されている。本授業ではまず、異なる他者/地域の誕生や死、個や集団の生をめぐる人類学的映像作品等を事例に、文化人類学の多様な表現方法の歴史をたどる。さらに、「マルチモーダル・エスノグラフィ」(多感覚的民族誌)や「エスノ・フィクション」「エスノ・ミメーシス」と呼ばれる「仮構的再現」など多様化・拡張しつつある人類学的表現を取り上げて、記録・表現する/される側の権力関係や協働性等を含む問題を思考した上で、〈私/私たち〉の境界を拡張していく手法として「オートエスノグラフィ」を捉え直す。
第2部は、「生と死のはざまを〈うつす〉技法」の具体例として、災禍における「生ける死者」をめぐる表現や、自他の痛みや喪失体験をいかに表現するかと言った問題について、具体的な作品鑑賞や制作者の解説等をもとに、参加者同士が対話しながら思考を深める。
〈方法〉
・履修者が表現手法の異なる様々な映像作品を視聴して積極的に対話を行ったり、記録実践や作品制作を行うワークショップ形式の授業を主とする。数回の授業は、実際に映像や展示制作等に携わるクリエーターをゲストに迎え、その表現・公開活動について履修者も交えた公開インタビュー形式で実施する。
・最終提出課題としては、第1部・第2部で重ねた議論を踏まえて、履修者が自由に表現メディアを選んで「オートエスノグラフィ」の作成に取り組み、授業内で発表を行う。
実務経験のある教員による授業科目
該当しない
能動的学修形式説明
プレゼンテーション
ディスカッション、ディベート
ディスカッション、ディベート
準備学修(予習・復習等)
事前に映像を視聴したりテキスト資料を読み込んで、質問やコメントなどをGoogleフォームで提出する。
授業の計画
第1回
イントロダクション-「生と死のはざまを〈うつす〉」技法
第2回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(1)
―「記録」を多視点化する3つのワークショップ
―「記録」を多視点化する3つのワークショップ
第3回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(2)
―文化人類学における記録・表現の模索(前編)
―文化人類学における記録・表現の模索(前編)
第4回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(3)
―文化人類学における記録・表現の模索(中編)
―文化人類学における記録・表現の模索(中編)
第5回
私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(4)
―文化人類学における記録・表現の模索(後編)
―文化人類学における記録・表現の模索(後編)
第6回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(5)
ー「広義のオートエスグラフィ作品」を伝言するワークショップ
ー「広義のオートエスグラフィ作品」を伝言するワークショップ
第7回
生と死のはざまを〈うつす〉技法を思考する(1)
―〈死〉の人類学を表現する映像と展示
(マルチモーダル人類学と死の人類学を掛け合わせる実践について、ゲストスピーカー講義を予定)
―〈死〉の人類学を表現する映像と展示
(マルチモーダル人類学と死の人類学を掛け合わせる実践について、ゲストスピーカー講義を予定)
第8回
生と死のはざまを〈うつす〉技法を思考する(2)
―自他の痛みや喪失と向き合うセルフドキュメンタリー(前編)
―自他の痛みや喪失と向き合うセルフドキュメンタリー(前編)
第9回
生と死のはざまを〈うつす〉技法を思考する(3)
―自他の痛みや喪失と向き合うセルフドキュメンタリー(後編)
(東北被災地で震災の記録と表現に取り組むゲスト作品の上映・座談会を予定)
―自他の痛みや喪失と向き合うセルフドキュメンタリー(後編)
(東北被災地で震災の記録と表現に取り組むゲスト作品の上映・座談会を予定)
第10回
生と死のはざまを〈うつす〉技法を思考する(4)
―生と死の個別性と集合性をめぐる表現を思考する(前編)
―生と死の個別性と集合性をめぐる表現を思考する(前編)
第11回
生と死のはざまを〈うつす〉技法を思考する(5)
―生と死の個別性と集合性をめぐる表現を思考する(後編)
―生と死の個別性と集合性をめぐる表現を思考する(後編)
第12回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(6) ―オートエスノグラフィ作成に向けた相談会
第13回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(7) ―作品発表会(前編)
第14回
〈私/私たち〉を多重化・拡張する「オートエスノグラフィ」(8) ―作品発表会(後編)
その他
まとめと番外編ー〈形見分け〉の表現に向けて
成績評価方法
・平常点(リアクションペーパーおよび授業内に指示した提出物)(55 %)
・学期末の課題レポート(45 %)
・学期末の課題レポート(45 %)
授業における生成AIの利用可否・利用方針
本授業では、学生自身の思考力・表現力を重視しているため、生成AIの使用は原則として禁止します。
以下の活動において、生成AIの使用は認められません。
・レポート・課題の作成
・授業内のディスカッションや発表準備
使用が発覚した場合は、評価対象外とする場合や、不正行為として処分の対象とする場合があります。疑問がある場合は、事前に担当教員に相談してください。
以下の活動において、生成AIの使用は認められません。
・レポート・課題の作成
・授業内のディスカッションや発表準備
使用が発覚した場合は、評価対象外とする場合や、不正行為として処分の対象とする場合があります。疑問がある場合は、事前に担当教員に相談してください。
テキスト(教科書)
特になし。
参考書
•資料は K-LMSより配布する。
•その他参考文献等は授業内で提示する
•その他参考文献等は授業内で提示する
担当教員から履修者へのコメント
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