慶應義塾大学 シラバス・時間割

ベンチャー企業経営論

サブタイトル技術をビジネスにする事業構想力を学ぶ
担当者名鹿住 倫世
単位2
年度・学期2023 春
曜日時限水3
キャンパス矢上
授業実施形態オンライン授業(主としてリアルタイム形式)
登録番号08548
設置学部・研究科前期博士課程(修士課程) 理工学研究科
学年1, 2
分野修士課程科目 選択総合科目
備考学部4年生先取り不可
科目概要科学技術の各分野における専門家に留まらず、科学技術と人間社会のよりよい相互関係を提案し、実現できる社会のリーダーを養成するために、総合科目を設置している。この科目は、社会実践としてその素養が将来有用と思われる実務科目群に位置付けられており、ベンチャー企業経営論について取り扱う。
K-Number GST-ST-67003-221-07
科目設置学部・研究科GST理工学研究科
学科・専攻ST
科目主番号レベル6修士課程配当レベル
大分類7修士課程設置
小分類00総合科目
科目種別3選択科目
科目補足授業区分2講義
授業実施形態2オンライン授業(主としてリアルタイム形式)
授業言語1日本語
学問分野07経済学、経営学およびその関連分野

授業科目の内容・目的・方法・到達目標

人口減少時代に突入している日本の経済・産業の発展には、次世代のリーディング産業の創出・育成は急務の課題です。特に、資源小国である日本は、イノベーション、つまり新たな技術やアイデアに基づく国際競争力のあるビジネスの創出が重要です。リスクのある新規事業にチャレンジし、新市場を創造する企業家は、事業機会の発見と評価、ビジネスモデルや事業構想の策定、事業計画書の作成、経営資源の調達、さらに事業の実行管理まで、多くの局面で重要な役割を果たします。そのため、技術系ベンチャー企業の起業において、企業家が科学技術と同時に経営知識やマネジメント力を有することが必要となります。本講では、理工系大学院で学ぶ受講生が、技術的アイデアをビジネスとしての事業構想にするための知識を獲得することを目的にしています。そのため、この授業では、起業のための経営戦略、マーケティング、財務・会計の基礎知識に関する講義や、ケースを使った事例研究、そして受講者自身のアイデアによる事業計画書の作成(グループワーク)を行います。事業アイデアは、原則として各自が研究しようとする(研究している)技術を基にした内容に限定しますが、事業化を検討するのが困難な場合は他の技術的アイデアでも可とします。最後に、グループごとに事業計画書のプレゼンテーションを行うことで、ベンチャー企業経営を支える投資家や事業提携者へのアピールポイントを学びます。
 なお、2023年度は、Zoomを使ったオンライン授業を予定しています。ただし、新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況によっては、一部またはすべての授業を対面で行う場合があります。また、オンライン授業の教育効果を向上させるため、講義部分の授業は事前に資料を配布して授業中に課題に答える「反転授業」を予定しています。

授業の計画

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成績評価方法

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テキスト(教科書)

『アントレプレナーシップ入門(新版)』忽那憲治、長谷川博和、高橋徳行、五十嵐伸吾、山田仁一郎著 有斐閣 2022年 ISBN:978-4-641-15102-4

参考書

田所雅之(2019年)『入門 起業の科学』日経BP
クーパー&ヴラスコヴィッツ(2014年)『リーン・アントレプレナー』翔泳社
山田仁一郎(2015年)『大学発ベンチャーの組織化と出口戦略』中央経済社
 伊藤良二(2005年)『成功するビジネスプラン』日本経済新聞社(日経文庫)
田路則子・露木恵美子編著(2010年)『ハイテク・スタートアップの経営戦略』東洋経済新報社
渡辺孝編著(2008年)『アカデミック・イノベーション』白桃書房 ISBN:978-4-561-26498-9
 スコット・シェイン著(2005年)『プロフェッショナル・アントレプレナー』英治出版

担当教員から履修者へのコメント

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質問・相談

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